2012年5月4日金曜日

機動戦士ガンダムなのですが、シリーズが、MS08、SEED、V、ZZなどなど色...

機動戦士ガンダムなのですが、シリーズが、MS08、SEED、V、ZZなどなど色々ありますが、順番が分かりません。初めから見たいのですが、ご存知の方いらっしゃいましたら教えてください。







各作品の紹介はされているようなので、宇宙世紀(UC)の歴史でもおおまかにお書きしましょう。



まず、舞台となる宇宙世紀は地球連邦が世界を支配しています。コロニーなどの宇宙に自治を与えず、地球から官僚が宇宙を支配しています。地球のエリートと宇宙の非エリートという格差が戦争の火種になっていることがほとんどです。ただし、UC0100ごろから地球連邦は弱体化しています。



UC0079 一年戦争:コロニー群の1つサイド3がジオン公国を名乗り地球連邦に独立戦争を挑む。MSが初登場の戦争。機動戦士ガンダムなど



UC0083 デラーズ紛争:地球圏(地球と月の周回軌道くらいまでのこと)のジオン残党最大勢力のデラーズ・フリートが反乱。機動戦士ガンダム0083



UC0087 グリプス戦役:地球連邦軍の極右勢力ティターンズ(地球出身のエリート部隊)とそれに反発した左翼勢力エゥーゴと

の内紛。途中に地球圏外の小惑星地帯に潜伏していたジオン残党アクシズが地球圏に帰還、連邦軍がティターンズとエゥーゴに分裂している状況を巧に利用して立ち回る。可変MSが登場。ビーム兵器の大型化。機動戦士Zガンダムなど



UC0088 第一次ネオジオン戦争(ハマーン戦争):ティターンズ崩壊後、残ったエゥーゴも疲弊しており、アクシズが地球圏制覇に乗り出す。アクシズはネオジオンに改名し、エゥーゴが対抗する。巨大な重装備のMSが増える。機動戦士ガンダムZZ



UC0093 第二次ネオジオン戦争(シャアの反乱):グリプス戦役で行方不明になっていたシャアが復活。新生ネオジオンを率いて反乱を起こす。アムロとシャアの最後の戦い。初代ガンダムからの流れはここで終了。機動戦士ガンダム逆襲のシャア



UC0123 コスモ・バビロニア建国戦争:フロンティアサイドを突如謎の軍隊が襲撃。貴族主義を掲げるコスモ・バビロニアを建国。連邦軍が反撃に出る。(地球連邦はUC0100年代に入り弱体化していた)MSの小型化。小型で高性能なMSが従来のMSを圧倒。機動戦士ガンダムF91



UC0153 ザンスカール戦争:このころには地球連邦はかなり弱体化、コロニーは勝手にそれぞれ自治を行い自治コロニー同士が衝突を繰り返す時代。サイド2の一大勢力となったザンスカール帝国が地球に侵攻。レジスタンス組織のリガ・ミリティアと連邦軍が反撃に出る。機動戦士Vガンダム



宇宙世紀はこんな感じです。一年戦争にはサイドストリーとしてOVA、ゲームが多いです。プラモデル企画としてグリプス戦役末期の一戦場を舞台としたガンダム・センチネル、シャアの反乱後のUC0105を舞台にした小説の閃光のハサウェイなどもあります。



そのほかには未来世紀、アフターコロニー、アフターウォー、コズミック・イラ、正暦、現在放映中のガンダム00は西暦、という時間軸があります。








超初心者向け

[歴代ガンダム作品相関図]

http://www.ne.jp/asahi/hiroz/tempe/colmun/colmlist/015-gundams.html



これが図解入りで結構解りやすいと思います。







話自体は全部切れていますので、特に順番でなくてもいいんですが、

まあ時代設定順と製作順を考慮して、とりあえず以下の流れで。

(以前の回答に少し補足をしてみました)



●「機動戦士ガンダム」(1979/劇場版1981)

最初のガンダムです。

「最初」ということで、まだ方向性が定まっていない感もあり、怪獣じみた変なMSも多数登場します。

TV版と劇場版三部作とがありますが、劇場版の方がよくまとまっていてお勧めです。

●「機動戦士Zガンダム」(1985/劇場版2005)

↑の続編です。

話自体は切れていますので、前作を見ていなくても問題ありませんが、

もちろん見ていた方が、より面白いでしょう。

シリーズ中、恐らく最も登場MSのバリエーションが豊富な作品です。

●「機動戦士ガンダムZZ」(1986)

Zガンダムの続編です。

時間的にはZ直後の話なんですが、

前作が暗すぎるとの声を受け、変に明るい戦争を描いていますので、

Z視聴後に続けて見ると、違和感が凄まじいです。

先にZを見てしまったのなら、少し時間を置いてからの方が良いかもしれません。

ユニークな形と過剰な武装とが特徴の重MSが多数登場しますので、ロボ好きにはZと共にお勧めできる作品です。

●「逆襲のシャア」(1988)

初代に登場したアムロvsシャアの決着がつく作品です。

劇場作品で2時間ほどと短いので、最初にこれを見てしまうのも良いかもしれません。

Z、ZZと暴走し続けたMSデザインが落ち着きを見せ、初代に通じるシンプルなMS群が登場します。

主役機であるν(ニュー)ガンダムは、全ガンダム中でトップクラスの人気を誇るガンダムです。



以上4作品が、ガンダムの本筋です。

以下、↑の空白の時間を埋める傍流作品を。



●「0080ポケットの中の戦争」(OVA1989)

初代ガンダムとほぼ同時期の、とあるコロニーを舞台にした作品です。

人間離れしたパイロットも、ど派手なMSも登場せず、

一民間人の子供の視点から戦争を描いた、ある意味一番"リアル"なガンダムです。

●「0083スターダストメモリー」(OVA1991/劇場版1992)

初代時代とZ時代との間の空白を埋める作品です。

正規のガンダムvsガンダムを話のメインに持ってきた最初の作品でもあります。

時代設定的には、色々突っ込みたい部分もあるんですが、メカが好きなら見ておきましょう。

●「08MS小隊」(OVA1996)

同じく初代ガンダムと同時期を描いた作品ですが、↑の2作品とは違いほぼ地上戦がメインです。

SFっぽさが控えめで、泥臭い戦争ものとして楽しめます。



●「機動戦士ガンダムF91」(劇場版1991)●「機動戦士Vガンダム」(1993)

「逆シャア」のずっと未来の話ですが、共通する人物などは存在せず2作品とも独立しています。

新しいガンダム像を描いた意欲的な作品で、特にこれまでとは流れの違うデザインの敵MSたちが好評を博しました。



以降は、↑までの"宇宙世紀ガンダム"とは世界観を異にするガンダムたちです。

●「機動武闘伝Gガンダム」(1994)

熱血馬鹿の熱苦しい格闘ストーリーです。一言で説明するなら「北斗の拳+巨大ロボ」、

一応「ガンダム」の名を冠してはいますが、もはや別の何かと言えるでしょう(笑

シリーズ中で最も熱く、放映前は非難の嵐だったにもかかわらず、

放映後は、シリーズ中No.1ガンダムと推す人が続出するほどの高評価を受けました。

ガンダムファンを自称するなら、一度は見ておくべき作品です。

●「新機動戦記ガンダムW」(1995)「-Endless Waltz」(OVA1997)

美形5人を主役に据え、新規女性ファンを多く取り込んだ作品です。

古くからのファンにはイロモノ扱いさましたが、奇抜な5機のガンダムたちも模型ファンには好評でした。

●「機動新世紀ガンダムX」(1996)

ガンダムのテーマの一つでもある「ニュータイプ」を真っ向から否定したために、従来のファンからは受けが悪く、

また、初代ガンダム以外では初めて打ち切られた作品でもあります。

が、V・G・Wとイロモノ系デザインのガンダムが続いたせいか、

X始め登場するガンダムのあっさりめのデザインは好評で、打ち切られた割りに作品人気が高いのが特徴です。

●「∀(ターンエー)ガンダム」(1999)

全てのガンダムを包括する、超未来のガンダムの物語です。

牧歌的なのんびりした作風が特徴で、「ヒゲのあるガンダム」でファンを大いに動揺させ失望させたにもかかわらず、

非常に高い人気を誇る作品です。

●「ガンダムSEED」(2002)「-DESTINY」(2004)

旧来のファンからは非難轟々ですが、美形揃いのキャラとシンプルながら新しいラインのMSで、

子供や新規女性ファン、模型ファンからは絶大な支持を受けている作品です。

現在放映中の「OO」を除けば、最も新しい作品ですので、これから見てみるのも良いでしょう。



個人的なお勧めは、MSデザインが素晴らしいZ・ZZ・V、

馬鹿馬鹿しい爽快感がクセになるG、カラッとした恋愛劇を描いたXあたりですね。







宇宙世紀の年代順だと、ファースト、08小隊、0080、0083、Z、ZZ、逆シャア(ここまではつながっている)

、F91、Vです。

W、X、G、SEEDは宇宙世紀ものではないので後回しでいいです。別物です。

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